古事記「ヤマトタケル」
スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」を見て、思った。
久しぶりに、古事記を読み返してみよう。
スーパー歌舞伎。
ストーリーは、概ねワタシの知っているヤマトタケルの伝説と一緒だったが、猿之助演じるヤマトタケルの印象は、強いけれど繊細で、ワタシのイメージする粗野で荒くれ者のヤマトタケルとは、ちょっと違った。悪い意味ではない。
絵になる美しさ。
そんなイメージを持って読み直す古事記は、さぞや楽しかろうと。
ヤマトタケルの伝説
◆兄を殺す乱暴者
オウスノミコト(後のヤマトタケル)を呼んで、天皇(父)は申し付けた。
このところ食事の席に顔を出さない兄のオオウスノミコトに、きちんと出席するよう話してくれ...