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歌舞伎の勉強

菅原伝授手習鑑【三~五段目】

歌舞伎はやっぱり予習の上で見たいゾ( ̄ー ̄)エヘン! 菅原伝授手習鑑【三段目】 (車曳の場) 菅丞相は流罪となり、斎世親王は法皇のもとに預けられることとなった。主を失ってしまった梅王丸と桜丸。ある時、往来で出会った二人は、親王や姫のこと、流罪となってしまった菅丞相のことなどを語り合う。菅丞相を陥れた時平とその時平に仕える松王丸は、断じて許せん!・・・と息巻く梅王丸。 そこへ・・・吉田神社への参詣で、左大臣時平の牛車が通りかかる。金棒を引き「ハイホウ、片寄れ、片寄れ!」と、まずは雑式が行く。 梅王と桜丸・・・ここを黙っておとなしく通すわけにはいかぬ。牛車に近づき車を止める。 行く手に杉王丸登場。...
歌舞伎の勉強

菅原伝授手習鑑【二段目】

歌舞伎はやっぱり予習の上で見たいゾ( ̄ー ̄)エヘン! 菅原伝授手習鑑【二段目】 (道行詞甘替) 桜丸は飴売りに成りすまし、その荷の中に斎世親王と苅屋姫を忍ばせている。桜丸は親王と姫に追いつき、姫の実母である覚寿(かくじゅ)を頼ろうとしていた。覚寿が住まうは、河内国土師の里。 だが、その道中・・・。 飴を買う人々の口から菅丞相が九州へ流罪となったこと。今は摂津国安井の浜にいると聞いて驚き、菅丞相のもとへと向かう。 (安井汐待の場) 摂津安井の浜。船の潮待ちで、丞相は護送用の輿に留まっている。 桜丸に連れられやって来た斎世親王と苅屋姫は、自分たちのせいで・・・と嘆く。罪人であるわが身を憚って、声を...
歌舞伎の勉強

菅原伝授手習鑑【初段】

歌舞伎はやっぱり予習の上で見たいゾ( ̄ー ̄)エヘン! 菅原伝授手習鑑【初段】 (大序・大内の場) ある時、中国の僧がやってくる。中国の皇帝が日本の帝の絵姿を欲しがっているから描かせてくれまいか・・・と。しかしタイミング悪く体調を崩している醍醐帝。すると左大臣藤原時平(ふじわらのしへい)が帝の代役を申し出る。それに右大臣菅丞相(かんしょうじょう)=菅原道真が待ったをかけて、丁度お見舞いに来ていた帝の弟斎世親王(ときよしんのう)を絵のモデルとするのが良いでしょうと提案した。帝も斎世親王を自分の代役に立てるのを良しとして、金冠白衣(帝の服装)の斎世親王を描き、中国の僧は帰っていく。 おさまらないのは...
歌舞伎の勉強

義経腰越状 ~五斗三番叟~

歌舞伎はやっぱり予習の上で見たいゾ( ̄ー ̄)エヘン! 義経腰越状 ~五斗三番叟~(よしつねこしごえじょう ごとさんばそう) 主な登場人物■五斗兵衛盛次・名軍師。無類の酒好き。■九郎判官義経・言わずと知れた義経様。■亀井六郎・義経様の忠臣。■伊達次郎・悪い家臣。錦戸太郎は兄弟。■錦戸太郎・悪い家臣。伊達次郎は兄弟。■泉三郎忠衡・忠臣。五斗兵衛を呼んでくる。 成立事情タイトルは「義経~」だが、実は豊臣の大阪落城を扱った作品。江戸の初演時には家康公暗殺をにおわす場面があると上演禁止や改作を重ねて現在の形に。主人公の五斗兵衛(ごとべえ)は、反徳川のヒーロー後藤又兵衛。五斗(90リットル)の酒をペロリと...
歌舞伎の勉強

鰯賣戀曳網

歌舞伎はやっぱり予習の上で見たいゾ( ̄ー ̄)エヘン! 鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ) 主な登場人物■猿源氏・イワシ売り。■海老名なあみだぶつ・猿源氏の義父。商いを猿源氏に譲って隠居。■傾城蛍火・遊女。都随一の美女。 あらすじ鰯売の猿源氏は、都一の傾城蛍火に恋をして、仕事に身が入らない。父である海老名なあみだぶつは、猿源氏を叱りつけるも、このままにはしておけぬと、息子の恋の仲立に動く。父の企てで、猿源氏は大名に化け蛍火を呼ぶ。そのお座敷で魚尽くしの(インチキ)源平軍物語をする猿源氏。意外にもそれがウケて、皆大喜び。恋焦がれた蛍火と一夜を共にした猿源氏は、寝言で「伊勢の国に阿漕ヶ浦の猿源氏...
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祇園祭礼信仰記 ~金閣寺~

歌舞伎はやっぱり予習の上で見たいものだ( ̄ー ̄)エヘン! 祇園祭礼信仰記 ~金閣寺~ 主な登場人物■松永大膳・将軍足利義輝を暗殺した国崩しの大悪人。■慶寿院尼・暗殺された将軍義輝の生母。■松永鬼藤太・大膳の実弟。■雪姫・狩野派の絵師将鑑の娘。■此下東吉・小田春永の命令で慶樹院救出に動いている。 あらすじ事件の始まりは・・・。 松永大膳が、将軍足利義輝を暗殺した。天下を我が物にしようというクーデターだ。小田春永(=織田信長)と敵対している大膳は、義輝の生母である慶寿院を人質として、金閣寺に立て籠もる。 金閣寺の場 松永大膳が弟の鬼藤太と碁を打っている。ゆったり、のんびりとした空気。謀反を企て、方...
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『蝙蝠の安さん』Chaplin KABUKI NIGHT

歌舞伎はやっぱり予習の上で見たいものだ( ̄ー ̄) チャップリン生誕130年記念として上演される『蝙蝠の安さん』は、チャップリンの名作「街の灯」を下敷きとした作品だ。昭和6年の初演から88年ぶりに、チャップリンの大ファンだという10代目幸四郎が復活させる。 蝙蝠の安さん 主な登場人物■蝙蝠の安さん・その日暮らしの生活を送っている。■花売り娘お花・街角で花を売る盲目の少女。■上総屋新兵衛・裕福な商人。 あらすじ主人公は、歌舞伎「与話情浮名横櫛」で切られ与三郎の相棒としておなじみ「こうもり安」。 場所は両国。ありがたい大仏の除幕式。幕を外すと、そこには眠りこける安さんの姿。(いつだって、自由気まま...
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神霊矢口渡 ~頓兵衛住家の場~

歌舞伎はやっぱりストーリーや背景を予習した上で見なくては( ̄ー ̄) 神霊矢口渡 ~頓兵衛住家の場~ 主な登場人物 ■新田義峯 ・新田義貞の次男(足利尊氏は敵)。 ■傾城うてな ・義峯の恋人 ■渡し守頓兵衛 ・足利尊氏側に通じる悪者。 ■お舟 ・頓兵衛の娘(義峯に一目惚れ)。 ■下男六蔵 ・頓兵衛の部下 あらすじ 一応「頓兵衛住家の場」以前のストーリーを軽く。 南朝の猛将「新田義貞」の長男「義興」は、北朝の足利尊氏との戦の途中、策略にはまり矢口の渡を舟で渡ろうとしたとき、渡し守の頓兵衛に底に栓のついた船に乗せられ、溺死させられる。因みにこの頓兵衛は、金のためなら平気で汚いことでも何でもす...
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古事記「ヤマトタケル」

スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」を見て、思った。 久しぶりに、古事記を読み返してみよう。 スーパー歌舞伎。 ストーリーは、概ねワタシの知っているヤマトタケルの伝説と一緒だったが、猿之助演じるヤマトタケルの印象は、強いけれど繊細で、ワタシのイメージする粗野で荒くれ者のヤマトタケルとは、ちょっと違った。悪い意味ではない。 絵になる美しさ。 そんなイメージを持って読み直す古事記は、さぞや楽しかろうと。 ヤマトタケルの伝説 ◆兄を殺す乱暴者 オウスノミコト(後のヤマトタケル)を呼んで、天皇(父)は申し付けた。 このところ食事の席に顔を出さない兄のオオウスノミコトに、きちんと出席するよう話してくれ...
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菅原伝授手習鑑「寺子屋」

歌舞伎はやっぱりストーリーや背景を予習した上で見なくては( ̄ー ̄) 菅原伝授手習鑑「寺子屋」 名セリフ 「せまじきものは宮使えじゃなぁ」 背景 □藤原時平(ふじわらのしへい) 左大臣。帝に嘘を吹き込んで右大臣だった菅原道真を九州太宰府に左遷させた。 □菅原道真(すがわらのみちざね) 学問の神様。天神さま。 「寺子屋」は、道真を拝する者達が、道真の息子である秀才(しゅうさい)様を必死で守るストーリー。 主な登場人物 □武部源蔵(たけべ げんぞう) かつては道真の一番弟子。現在寺子屋を経営。 □戸浪(となみ) 源蔵の妻。 □菅秀才(かんしゅうさい) 道真の息子。源蔵の寺子屋にいる。 □春...
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